ADHD 育児

【叱らない育児】ペアレントトレーニング受講者がおすすめする本

数年前に『怒らない子育て』というものが話題になり、書店には関連の書籍が多く並び、育児講座もよくみかけるようになりました。

『怒らない育児』というとどんなイメージでしょうか。
私は当初あまり良いイメージはありませんでした。

・子供が他の子のおもちゃをとりあげてもニコニコ見ている
・お店を走り回っても遠くから見守っている

他人に迷惑をかけていても、子供を叱らないことを優先する親
というような悪いイメージでした。

でも本当の、正しい、「怒らない育児」というものを知ってから、イメージが180度変わったので、 今回はそのきっかけとなった『ペアレントトレーニング』と、それをわかりやすく書いた本をご紹介したいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • 子どもに注意してばかりでヘトヘト
  • ガミガミ叱った後、自己嫌悪になってしまう
  • 褒めるのが苦手で、褒め方が分からない
  • 発達障害の子どもがいる

 

 


私と同じようなこんな悩みを持つ方がいたら、子供への接し方や、日々のイライラを和らげる参考になると思います。

イメージを変えたペアレントトレーニング

まずは『怒らない育児』のイメージを変えてくれたペアレントトレーニング(以後PTと表記)の事を書きたいと思います。

PTを受けたきっかけ

わが家の小学二年生の長女はいつもニコニコ元気なのですが、 「集中力を維持する」いうことがとても難しいのです。それによって

・宿題が終わらない
・授業中に自分の世界に入ってしまう
・板書を間違えるので本来と違う宿題をしてしまう
・指示を忘れて途中で違うことをしてしまう

といったような問題があり、小学校入学当初から苦労してきました。
最初は「入学したばかりだし、、、」と思っていましたが、だんだんと学校生活や家庭での生活に支障がでるようになり、市の相談窓口に電話をしたところ、『ペアレントトレーニング』を受講することになりました。

 

PTとは

PTとは、もともとは子供の異常行動を修正するためにアメリカで生まれた育児方法です。
なぜPTが「怒らない育児」なのかというと、

『好ましい行動はすかさず褒め、好ましくない行動は怒るのではなく無視をする』

というものだからです。

発達障害の子供をもつ親向けに作られたものですが、どんな子供にでも参考になる育児方法だと思います。

PTを受けて学んだ事

私はつい「子供の好ましくない行動」に目が行きがちです。


兄弟げんかをして叩いている、行儀が悪い、片付けない、などなど・・・


数えたらキリがないくらい一日に何度も怒っている状態でした。

でもPTで『無視をする』ということを学んでから、とても心が楽になりました。

無視をするというのはあくまでも、好ましくない行動を減らすための手段』であって、『目的』ではありません。
怒りに任せて子供自体を無視するのではなく、冷静に、心は子供に向けて、行動だけを無視します。

子供がなにかやらかすと、すぐに気が付くくせに、良いことをしている時は、意識して子供を見ていないと気付いてあげられていませんでした。

 

他に学んだことは、
子供を褒めるのは、100%できた時ではなくていいということ。
なにかよい行動を始めようとした時、好ましくない行動をやめた時。
100%に到達するプロセスで褒めてあげることで、子供の良い行いをより増やしてあげることができるのです。

そうはいっても、まだまだ修行中の私は、大きな声で怒ってしまうこともたくさんあります。でもいつまでもガミガミ言っているということはだいぶ減ってきた・・かなと思います。
毎日毎日、憂鬱だった夕方。
でも今は、部屋がとっちらかっていても、宿題中にいきなり逆立ちしたり走り回ったりしても、気にならなくなってきました。
無視はイライラ母さんの必殺技かもしれないです。

ペアレントトレーニングについてはコチラにも詳しく書いてあるので、是非読んでみてください。

 

 

怒らない子育てをわかりやすく学べるおすすめの本

ここまで、私が学んだペアレントトレーニングについて書いてきましたが、その内容がより詳しく書いてある本をご紹介します。

この本は、長女が通っている小児神経科の先生から

『子供の気持ちと、親のとるべき行動が分かりやすく書いてある本だよ』

と勧めていただいた本です。

よくある親の悩み事と、その解決策がマンガ形式で書かれています。
「主人公のママが、子供の行動に悩んでいてペアレントトレーニングを受ける」
という内容です。
マンガだけではなく、一つ一つのストーリが終わるごとに、その内容が文章でまとめてあるので、ポイントもしっかりとつかむことができます。

内容的には、幼児から小学校低学年の子供がいる、保護者向けかと思います。

PTや怒らない育児について関心のある方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。マンガということもあり、内容がスッと入ってくるので、本はあまり読まないという方でも読みやすいと思います。
アマゾンや楽天でも購入できます。

私は自分が余裕がなくてガミガミ言いそうになった時に、何度かこの本を読んでいますが、時間がない時にもサクッと読めてしまします。

まとめ

怒らない育児というと、ただ単に「子供をあまやかす」というイメージをもっていましたが、本当の『怒らない育児』とは、

子供の良いところに注目をしましょう

ということなのかな、と思いました。

「子供の好ましくない行動は無視する」

というのも、

『普段子供の事をよくみて、たくさん褒めている

ということがしっかりできていて初めて効果が出るものだと思います。

PTは勧められるままに、予備知識もない状態で始めましたが、今となっては受けて本当によかったと思っています。
まだまだ未熟な母ですが、子供とともにこれからも成長していきたいと思います。

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